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西瓜鯨油社 牟礼鯨『南武枝線』

 前作の『浄められた花嫁』や、その作品の基になっているというガルシア・マルケス著『予告された殺人』を読んで、牟礼鯨ワールドにどっぷりと浸かっておりました。
 ツイッターでご本人が、本を買った人は本そのものではなく読書体験に対価を支払うのだというようなことをおっしゃっていて、いやぁまったくその通りだなぁと思いながら、第十五回文学フリマの見本誌コーナーで、鮮やかな黄色地に枝分かれのような赤のラインが入っている表紙を捲ったのです。

南武枝線


 冒頭二文を読んだ私はのけぞって笑いました。のっけから主人公と思われる人が女子大生に痴漢を働いているではありませんか。しかも痴漢行為によって怪我をし、その治療費を女子大生に払わせているという。わはは。ここだけ読んですぐ買いに行きました。

 痴漢から始まる恋もある、と述べられれば「そうかもしれない」と私は思った。主人公とともに愛する女子高生の家探しをし、「何回も行こう。自分の人生ではないか」と明るく言われれば「そうだそうだ、何回も行けばいい!」と強く頷いた。しかしふと我に返ってみれば、それはただのストーカー行為だった。
 我に返らず、カセットテープを手にしたまま南武線にご乗車ください。そうして尻手駅と浜川崎駅を幻のように往復する南武枝線で、痴漢と遭遇するのです。そこからが物語の始まりです。


 また牟礼鯨ワールドにずぶずぶとのめり込んでしまいました。「痴漢もアリかー?!」という幻想的な読書体験をありがとうございます。

いくた
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Author:お酒強いですけど
文学フリマやコミティアで活動中。

【イラスト・漫画】さくら→Pixiv
【文】いくた→@7m7s

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